銀座の和食店「岡星」の主人。初登場は1巻「平凡の非凡」で、辰さんの紹介をきっかけに山岡と知り合う。以後は山岡の料理面で最大の協力者となり、料理研究の場として店が使われることも多く、「究極のメニュー」対決では実際の調理を担う。山岡たちの理解者でもあり、退社騒動の際にたしなめるなど支え役として動く。一方で海原雄山を尊敬しており、弟の良三を美食倶楽部に修行に出している。
経歴は高校中退で料理の道へ入り、関西中心に修業。伝統的な和食にとどまらず中華や西洋料理も参照する柔軟さがあり、創作料理でも評価され「天才・岡星」と呼ばれる。弟子に田山勇一と大里数夫がいる。フグ調理師免許も持ち、フグ料理にも対応できる。
私生活では、料亭「吉長」で修業中に出会った冬美と結婚し、独立して夫婦で「岡星」を始めるが、隣家の火災による延焼で一度店を失う。その出来事を自分の運のせいだと思い詰めた冬美が一時失踪するものの、のちに再び一緒に暮らし、現在は冬美と一人娘の3人家族。
性格は生真面目で、料理一筋ゆえにグルメブームの流行や高級志向に悩み、のちにうつ病を発症。休店や自殺まで考えるほど追い詰められるが、山岡の工夫で「西健一郎の究極のメニュー」を食べたことを契機に閉店は思いとどまり、完治ではないものの店を再開して治療を続けている。

